糺の森のアルキオーネ

ただすの もりの あるきおーね

22.あなたが私のツインソウルですか?⑥

2010年10月23日

ついにその日がやってきた。

 

 

 

 


ノリさんは、東京と京都

2ヶ所でのオフ会を企画してくれた。

 

 

 

SNSでの

アセンションコミュニティの

主催者であるKさんと

そのオフ会の企画者ノリさんは

東京、京都

どちらの回にも参加する。

 

 

 

私は福島に住んでいるから

東京の方が近いのだけれど

 

 

 

関西に住むリコちゃんと

シンリちゃんの

2人にも会いたかった私は

思い切って、京都の回に

参加することに決めた。

 

 

 

子どもを産んでから10年

1人で旅行に出かけたことなんて

もちろんなかったが

 

 

 

関西は、転勤で4年前まで

住んでいたから

お友達に会いに行く、って言えば

すんなり家を

出してもらえるだろうって

算段もあった。

 

 

 

 


嘘じゃないしね!

 

 

 

 

 

 

新幹線の車窓から

見事な青空と

朝の日差しに輝く

富士山を眺めながら

10/23という日付を想う。

 

 

 

 


数字を入れ替えると

0、1、2、3 だな。

 

 

 

 

 

 

始まる。

 

 

 

 

 

 

 


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

 

 

 

 

 

 

京阪電車出町柳駅を出て

てくてく歩き

叡山鉄道の出町柳駅に向かう。

 

 

 

 


ああん、

なんだかわかりにくい!

駅はどこにあるの!?

ノリさんと待ち合わせしてるのに!!

 

 

 

 


あ、川だ

これ 鴨川かな?

 

 

 

 


右往左往しながら

なんとか駅にたどり着く。

 

 

 

 


どれがノリさんかな…。

 

 

 

 


中肉中背で

カーキ色のTシャツの

ラフな格好の男性が

まっすぐこちらへ近づいてくる。

 

 

 

柔らかな笑顔と物腰

だが

眼光が異様に鋭い。

 

 

 

 

きっとこの人だ。

 

 

 

 

 

 

「 ノリさん(だよね)⁉︎

  

  初めまして〜〜〜!! 」

 

 

 

 


というには

毎日のように電話でワークしていたので

 

 

 

 


「 いやぁ〜〜〜 メイさん

 


  よく来たな〜〜! 」

 

 

 

 


聴きなれたその声に

すぐに緊張がほどける。

 

 

 

 


メイさん、と 歳上の私に

一応敬語を使ってはくれるものの

来たな猛獣、とでも言いたげに

細い目の奥が笑っている。

 

 

 

「 よし、じゃ行くか 」

 

 

 

 


私たちが向かうのは鞍馬山

 

 

 

オフ会は夕方からだが

私は、せっかく福島から

京都まで出て来るのだから

早めに来て

京都の五芒星結界などを

走りまわって

制覇したかった。

 

 

 

いくらなんでもそれはムチャだと

ノリさんに止められ

 

 

 

次の日にみんなで

京都観光を企画してやる

お前が行きたい所に行っていいから

オフ会の前に

走り回るのはヤメロと言われた。

 

 

 

私は渋々

じゃあ 鞍馬山にだけは

行ってくる!というと

 

 

 

お前1人じゃ心配だから

着いてってやる、と

 

 

 

いうことに

なったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21. Hilo(ヒロ)の街

 

20.ウクレレの響きに呼び覚まされるもの

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/08/02/225712

 

 

17.ハワイ島Hiloへ③

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/07/05/121835

 

どんよりとした雲

 

日本のような植生

 

鳥居???

 

あれ、ここ 日本……だっけ???

 

 

 

 

Hilo の街は

想像していた のどかで明るい

南国ハワイとは全く違って

まるで

冬の新潟に来てしまったかのような

空の色に驚きを隠せない。

 

 

でも今 私はひとり。

分かち合えない この衝撃。

 

 

やっぱり、思い描いているのと

体験するのとでは全く違う。

 

 

それとも

「『ヒロ』の魂を解放するんだ!」って

このフレーズ

この前提による

私が創った『世界』なのかな???

 

 

まあいい。

いずれにせよ

今、私の眼前に広がるのは

この薄ぼんやりとした街。

 

 

初めての海外いきなり140㎞の運転で

ラクラする頭を 必死に励まし

なんとかかんとか ホテルの駐車場に

辿りつく。

 

 

着いたーーーーーーっ(泣)

 

 

重い体を引きずりながら

荷物をまとめ ふと

ダッシュボードを見ると

ボロボロになった一輪のプルメリア

 

 

空港で拾った時は

瑞々しく輝いていた白い花が

花びらがところどころ千切れ

茶色になっている。

 

こんなに短時間で

こんな姿にしちゃってごめんね。

あなたの肌触りに

すごくすごく助けられたよ。

ありがと、ありがと。

 

 

今 土に還す気にはなれなくて

せめて ホテルのお部屋に

一緒に行こうと

そっと

 

バッグの一番上にのせて

ロビーへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20. ウクレレの響きに呼び覚まされるもの

 

19.あなたが私のツインソウルですか?⑤

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/07/05/132113

 

 

地方のデパートでは

よく 夏の催し物として

ハワイアンフェアをやる。

 

 

フラのパウスカートなど、田舎に

普段は あまり売っていないものだから

ちょっと覗きに行くのが

町のフラ教室に通うわたしの

毎年の小さな楽しみでもある。

 

 

かわいいパウスカートあるといいな。

パイナップルのクッキーも

売ってるといいな。

そんな気持ちで 訪ねた5階の大催事場。

 

 

何よりも先に 目についたのは

去年までは なかった

ウクレレコーナーだった。

 

 

一番端で 閑散としている

と言ったら

もしかしたら語弊があるかもしれない。

だって 今は 閉店間際。

昼間は、ミニウクレレ教室で

賑わっていたことだろう。

 

 

側で見たい気持ちを尻目に

衣類コーナーを ひと回りふた回り

 

 

でもやはり、もう気もそぞろで

 

 

意を決してウクレレコーナーに

足を踏み入れる。

 

 

「見せてください」

 

 

「どうぞどうぞ どれでも

お手に取って 音を聞いてください」

 

 

暇そうだった店主は

満面の笑みで促してくれる。

 

 

音を鳴らしてみたい。

なのに

気持ちを やはり

抑えている自分がいる。 

 

 

それを感じながら

ウクレレ達の前に じっと立ち尽くす。

 

 

「さあどうぞ。

この椅子にかけて

弾いてみてください」

 

 

店主は、さも当たり前のように

ひとつのウクレレを差し出し

持たせるので

 

 

 

私は

観念して腰を下ろした。

 

ポロン と

 

そっとつま弾くと

なぜか 嬉しい気持ちが

ふわっと こみあげる。

 

 

いい音…

思った以上に。

 

 

「これは、この中では

一番お安くて

初心者用なんですよ」

 

 

「でも

すごく響きが

いいような気がします」

 

 

「ええ、日本のメーカーなんですよ。

私が選びました。

初めての方にも 中国製ではなくて

日本製の 正確な音で 

弾いていただきたいと思いましてね

 

こちらの ひと回り大きい

コンサート用も 試してみてください」

 

 

もちろん、最初から

それが気になっていたけれど…

 

手に取るのを

なぜかまた 躊躇するが

店主がまた 

すでに差し出して

くれているので

 

 

抱えてみる。

あ、絶対こっちの方が

弾きやすい。

きっと音もいい。

 

 

音を出すと

 

 

なんだか もう

たまらない気持ちになる。

 

 

私ヘンだ(笑)

なんだ この精神状態は。

 

 

ひとしきり 

音を出して遊ぶ。

この子連れて帰りたい。

7万。

 

 

 

店主が、他のお客さんを

気にしたタイミングを見て

逃げるように コーナーを後にする。

 

 

急いで 車に戻り

エンジンをかけて

アクセルを踏むと同時に

 

 

ぶわっと涙がこみあげてきた。

 

おお!と思いながら

 

なるほど。

そうか。

さもありなん。

 

 

ウクレレは胸の前に

ぴったり抱えるから

ハートに直に響いてしまうんだ。

 

背中に突き抜けるように

胸の中心から響いたその音は

たぶん

たぶん

 

ウクレレ】という楽器の

共通の周波数を介して

あまねく地表に広がっている

ウクレレにのせたその人の感情も

連れてきてしまうのだろう。

 

普段 抑えていた感情が

こんなに大量にあったことに

我ながら驚く。 

 

 

 

これは 私のものだろうか

私のものなのだろうか

 

 

 

 

ウクレレを介さずとも

実は いつも繋がっている。

 

 

でもそれを いつもは

そっと そっと

すでに 表面張力でギリギリなものを

零さないように

零さないように

 

 

自分に集中して保っているものを

 

 

大きく響かせてしまったら

 

 

 

それは 溢れ出してしまうに

決まっているじゃないか

 

21.Hiloの街

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/08/02/232450

 

 

 

#ウクレレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

19. あなたが私のツインソウルですか?⑤

18.あなたが私のツインソウルですか?④

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/07/05/131013

 


ノリさんと、

毎日会話する日々が始まった。

 


彼は

スピリチュアルカウンセラー

素質があるようだった。

彼なりに、何かが見えたり感じたり

若い頃から大変だったようだ。

 

 

 

色々と話して行く中で

彼の生い立ちや様々な経験を

シェアしてもらうことが増えてきた。

 

 

 

また、びっくりすることに

彼もまた、コミュニティの中で

ツインソウルだと思える女性を

見つけているとのことで、

私は大いに力づけられた。

 

 

やっぱり同じような感覚を

感じてる人いるんじゃん。

しかも、彼女の方も

同じように感じているらしい。

 

 

羨ましい。

 

 

 

「えー、誰なの誰なの?

    どんな人?」

 

 

 

「お前も知ってる人だよ」

 

 

 

そう言うばかりで、

聞いても全然教えてもらえなかった。

 

 

 

 


また、ノリさんとワークしている中で

私は、前世の記憶のようなものが

たくさん出てくるようになった。

 

 

 

彼と度々話して、波長に

同調している時間が長くなるにつれ、

その能力が私にも

開花してきているかのように思えた。

 

 

 

例えば

 

 

 

「目をつぶって。

 


    今何が見える?」

 

 

 

と聞かれて

最初に見えたのは

 

 

 

 


暗闇にキラリと

 

 

 

 


いやギロリと

 

 

 

 


光る大きな2つの目だった。

 

 

 

 


ぞっとした。

 

 

 

 

 

 

下の方  私の足元の方にある。

 

 

 

 


男の人の…

 

 

 

 

顔?

 

 

 

 

 

 

また別の日に見えてきたのは

自分やノリさんが一緒に

西遊記のように

旅をしている場面だった。

 

 

 

「そうだよな。わかる。

    俺にも見える。」

 

 

 

三蔵法師は誰だろうね」

 

 

 

「うーん」

 

 

 

 


「シンリさん」

「シンリちゃん」

 

 

 

2人同時に同じ見解で

またぞっとした。

 

 

 

お供に、

参謀のような形でノリさん

身の回りのお世話係でリコちゃん

 

 

 

私はなんと、用心棒のようだ。

大きな剣を振り回している。

あまり斬れ味はするどくなく

まるで、ぶった斬るように敵を倒す。

 

 

 

スマートな女忍者のようなイメージと

粗野でむくつけき大男のようなイメージと

2つ出てきて定まらない。

 

 

 

トイロさんは

その一行につかず離れずふらふらと

ついてくる自由人……?

 

 


なんなんだろう?

 

 

 

 


Kさんの気配は、見えなかった。

 

 

 

 


また、だんだん

胸?心臓のあたりが常に痛くて痛くて

たまらない日が多くなった。

 


肋間神経痛?

心臓病?

 


病院に行って検査してもらったが

どこにも異常はなかった。

 


だがある時はキリキリと

またある時はうずくまりたくなるような

結構激しい痛みだった。

 

 

 

ある明け方

夢うつつのまどろみの中で

 


胸の辺りを右手で抑えていて

ふと

 


何かが抜けそうな気がしたので

右手を引いてみると

 


なんと、剣が出てきた。

もちろんイメージの中ではあるが。

 

 

 

柄があるので思い切ってさらに引くと

痛みはさほどないものの

ずるずるっと体感を伴って

とてもリアルだ。

 

 

 

しかも右手をいっぱいに伸ばしたのに

剣は驚くほど長く

胸から抜けきらない!

 

 

 

もうその頃は、意識は

まどろみではなくなっていた。

 

 

 

試行錯誤したが抜けず

仕方がないので

両手で刃の部分を持って抜く。

 

 

両刃だから掴みにくい。

結構痛い。

でも、血はでてない。

 

 

 

出てきた長い長い剣はマットな銀色で

私のものであるようだった。

 

 

 

 


またある時は

フランス革命?のような世界の雰囲気がした。

 


私は誰なのかは、よくわからない。

 


女性。

わがまま。

無邪気な感じ。

身の回りに、

高級な服や品物が

たくさんある感じがする。

 

 

 

 


またある時は

古い時代の中国…?

のような感じがした。

 


後宮にあがっている女性のような。

身分のほどはよくわからない。

婢女ではないようだが

姫でも妃でもないようだ。

 

 

 

ノリさんとのワークは楽しく

私は次第にノリさんを

先生のように慕うようになっていた。

 

 

 

20. ウクレレの響きに呼び覚まされるもの

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/08/02/225712

 

 

 

 

 

#ワーク#オフ会#前世#同調

#周波数#ツインソウル#ツインレイ

 

 

 

 

 

 

18. あなたが私のツインソウルですか?④

17.ハワイ島 Hiloへ ③http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/07/05/121835

 

14. あなたが私のツインソウルですか?③

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2018/02/03/164110

 

 

 

 


私はKさんが好きでたまらなくなってしまい

彼が私のツインソウルに違いない

という甘いストーリーでいっぱいになった。

 

 

 

見たこともないKさんに会いたくて

会いたくて会いたくてたまらない。

 

 

 

私は、メッセージでこう伝えた。

 

 

 

 


「私と会って

    セックスしてください。」

 

 

 

 


いやはや何とも

 


今思えば

直球すぎるメッセージなのだけれど

 

 

 

でも、本音で本気。

その頃の私に

駆け引きなんて、一切できなかった。

 

 

 

にしてもほどがあるし

今でも駆け引きというものができるほど

大人になったとも思えないが。

 

 

 

もう本当に

セックスレスが苦しくて苦しくて

正直、ただもうヤリたかった

という身も蓋もない理由と

(でも一切、好きな人とじゃないと

金輪際嫌だった)

 

 

 


Kさんの説く素晴らしい美しい地球

…というか、物理的に美しい地球というのも結果としてもちろんだと思うけれど

 

 

 

静かで穏やかな精神性

それに惹かれて惹かれてやまなかった。

 

 

 

荒々しい嵐のような性欲と

野に咲く花のような美しさと静けさ

 

 

 

まるで一見正反対のようでいて

私の中ではどちらも

地球上の真実のように思えた。

 

 

 

 

 

 

Kさんの答えはこうだった。

 

 

 

 

 

 

「すでにもう、

    いつも会っているでしょう?」

 

 

 

 

 

 

……さっぱり意味がわからない。

 

 

 

 

 

 

私は思い切ってノリさんに

電話でこのことを打ち明けた。

 

 

 

ノリさんは、

むっつりする私を尻目に

膝を叩いて大笑い。

 

 

 

「お前面白え!!

    面白すぎる。

 


    Kさんも災難だよなぁ!!!

 

 

 

    よしわかった。

 


    俺がKさんに合わせてやる。

    オフ会企画してやるよ。

 

 

 

   ただしひとつ条件がある。

 

 

 

   Kさんと会うまで

   俺と毎日電話でワークすること。

 


   あぶなくて、今のままのお前じゃ

   申し訳なくて

   Kさんに会わせらんねぇ。」

 

 

 

「わたしゃ猛獣か?」

 

 

 

「そのまんまだろう?」

 

 

 

 

19. あなたが私のツインソウルですか?⑤

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/07/05/132113

 

 

#セックスレス#ツインソウル#ツインレイ

17. ハワイ島 Hiloへ ③

 

 

 

ワイ島 Hiloへ②

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/07/02/205716

 

 

 


停車しては後続者を追い抜かせ

一休みすることを繰り返しながら

 


すすむ道はだんだんと住宅街を離れ

一気に坂を駆け上がっていく。

 


そうか。

北側のマウナケアと

南側のマウナロアの

間を縫っていくのか!

ワイ島の地図を、改めて頭に描く。

 


日本のように、山道に入ると細くくねくね、

といったイメージではなく

方向はまっすぐのままで、

時々階段の踊り場状になりながら

ぐいぐいと勾配があがっていくのが面白い。

 


住宅街ではいわゆるハワイの花や緑が

鮮やかな彩を添えていたが

だんだん標高があがってくると

不思議な草地が、広がってくる。

 

山火事注意の看板。

そういえば、テレビのニュースで見たことあるかも。

 


しばらくゆくと、続いて

溶岩大地が一面に広がる

異様な光景へ。

 


広がりの雰囲気としては

富士山の裾野を

左右に2つ展開したかのような

日本ではありえない雄大雄大な眺め。

 


わぁ、溶岩大地だ!

ペレのいるキラウエアまで行かなくても

ラッキー!

ここで見られるなんて思わなかった!

すごいなぁ。。。

 


そうだよな

ハワイ諸島そのものこそが

溶岩の噴出によってできた島々。

 


緑のその下は

基本的には溶岩。

当たり前っちゃ当たり前だけど

気づかなかった。。。

 

 

 

 


【おかえり】

 


  えっ!

 


【よくここまできたね】

 


  えっ?

  えっ???

 

 

 

     わたしはペレ。

 

    そしてもっと大きくは

    ガイア そのものでもある。

 


    この大地は  わたしの乳房

 


     私のエネルギーが

     この大地からは溢れている。

 

 

 

     そうだよ

     わざわざ来ずともいつだって

     私を思えば 誰でも

     私のエネルギーに

     触れることができる。

 

 

 

     お前は人間

     私の娘

     お前の中には

     私と同じエネルギーが

     あるに決まっている。

 

 

 

     そして、

     よくここまできたね。

 

 

 

     おかえり

 

     おかえり

 

     おかえり

 

 

 

 

 

 

びっくりしながら

頭に鳴り響くメッセージに浸っていると

 

 

 

こんどは雨がポツポツと降ってきた。

 

 


うわぁ。

歓迎の仕方がさぁ

人間向きじゃないよ。

 

 


ここは、道幅は広く片側2車線で

運転は対面の時よりしやすいけれど

まるで高速道路のように見え

路肩に停まっていいのかどうか

よくわからない。

 


サービスエリアや道の駅のように

停まる所も休む所も

コンビニひとつない上に

 

 

 

今度は雨

 

 

 

疲れたよぅ

眠いよぅ

休みたいよぅ

 

 

 

更には、濃い霧まで発生してきた。

霧はどんどん深くなり

30メートル先くらいまでしか見えない。

こ、怖い!

 

 

 

畳み掛けるように

今度は雨がザーッと

スコールのように激しくなる。

 

 


もーーーーー!!

 


過緊張からくる疲れなのか

眠くて眠くてたまらない。

もうやだこんなの。

運転なんてもうしたくない。

右車線怖い。

停りたい。

もうやだ やりたくない。

誰かやって。

私は助手席で寝たい。

 

 

 

私の中の女の子が

ぐずって駄々をこねる。

 

 

 

そうなんだね。

うん、そうだよね。

疲れたよね。

運転怖いよね。

ホントに頑張ってくれてありがとう!

 


そしてね

ホントにあなたの力が必要なんだ。

あなたが協力してくれないと

ヒロには辿りつけないの。

 

 

 

 


ヒロに行くんだ!

ヒロに行くんだ!!

ヒロに行くんだ!!!

 

 

私はヒロに行くんだ。

 

 

 

封じられたヒロの魂を

解き放ちに行くんだ。

 

 

 

頑張れ私

頑張れ私

 

 

 

今に集中!

 

 

 

大丈夫!

大丈夫!

よくやってる

ホントによくやってるよ!

 

 

 

ホントに意味があるのかないのか

わからないインスピレーションに従って

 

準備もまるでないまま いきなり

ワイ島までやってきて

 

こんなに一生懸命

よくやってるよなぁ、と思う。

 

 

 

感情が高ぶってしまい

自分の健気さに泣けてきてしまう。

 

 

うん。だいぶ興奮してるな。

 

 

 

ホントにこれやって、意味あんのかなぁ。

ヒロに行ったからって。。。

トイロが戻ってくるなんて思えない。

封じられた魂を解放するとか

私、アホちゃうの?

 

 

 

止めどなく溢れる涙を拭う余裕もなく

 

 

外は雨

目には涙

心は様々な感情で

ぐちゃぐちゃになりながら

 

 

 

 


私はひたすら

車を走らせた。

 

 

 

 

18. あなたが私のツインソウルですか?④

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/07/05/131013

 

 

 

#ハワイ島 #ヒロ #レンタカー#マウナケア#マウナロア#ペレ#キラウエア#周波数#魂の解放#ツインソウル#ツインレイ

 

 

 

 

#

16. ハワイ島 Hiloへ ②

 

ワイ島 Hiloへ ①

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/07/01/225247

 

 


日本からの直行便のあるコナ空港と

Hiloの街が140㎞も離れてるなんて知らなかった!

しかもバスももちろん電車もなし!!

 


やっとのことで空港を出て

片言の英語を駆使し

レンタカーを借りる為のシャトルバスに乗りこんだ。

 


運転手は、長い白髪のカッコいいおばさまだ。バックミラーを大きな目でじっと見つめながら、たった1人の乗客の私に、大声で噛んで含めるように、あれこれとアドバイスをくれている(らしい)。

 


以前の私だったら、曖昧な笑顔で

適当に頷いていただろう。

 


もう私は自分にいっこも嘘はつかないぞ!

 


わかるところは頷き

わからないところはフリーズしておく。

とにかく、19号線に乗らなければいけないらしいことだけはわかった。

 


そして、彼女の

心からの忠告がとても嬉しい。

私に、ハワイで素晴らしい時を過ごして欲しいんだな、という熱い愛と情熱が聞こえてくる。

 


程なくして、広大な土地ににたくさんの駐車場がいくつもある不思議な区画にやってきた。その区画のひとつひとつが、レンタカー会社であるらしい。

 


公共の交通機関が発達していないハワイ島では、レンタカーは重要な観光者の足だ。

 


" Have a Goooooday  !! "

 


力を込めて声をかけながら、彼女は

ある区画のレンタカー会社のプレハブのような事務所を指差した。

 


スルスル、とドアを開けると

真正面の壁一面に大きな黄色の看板があり、太く黒い文字で【Hertz】と書かれてある。ヘルツ。周波数のこと。

 

 

 

上手く出来すぎ!

世界は周波数で出来ているよね。

うんうん。

 

 

 

看板の前には、3人のロコの女性たち。年のほどは私くらいか。皆ヘッドセットで電話中。忙しそうにしている。

 


そのうちの1人が電話を終えた。

と、目があう。

私がそちらに歩き出すと

「あら、こっちきちゃう?

あなた英語話せるのかしら?

まぁ、しょうがないわね」

という声が、聞こえるような気がした。

 


気のせいかもしれないけれど。

 


"  Hi !   〇〇△◇✳︎⌘&?"

 


ああ、もっとヒアリングの勉強しておけばよかった!!

 

 

 

✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

 

 

 

なんとかかんとかレンタカー手配のミッションに成功し、事務所を出る。

 


生暖かい風と共に

目の前に用意されていたのは、

紺色の日産のスポーツクーペだった。

 


運転席のドアを開けようとして、

慌てて左側にまわる。

左ハンドル右車線、大丈夫かなぁ、

不安!!そしてやるしかない!

Hiloに行くんだ!

 


乗り込んでみると、座席は一番前になっているはずなのに、足がアクセルにもブレーキにも、つま先しか届かない。

 


うわぁ、どうしよう。

車を変えてもらった方がいいのかなぁ。

 


でも、これは日産車。

軽なんてあるわけないし

日本人だと思って用意してくれた車がこれなんだろう。他のアメ車はもっと大きそうだし。サインの青い車だし。

きっとこれで行けるはず。

 


で、さて、どうしよう。

 


ひとしきり考えた後

私は大きなポーチとハンドバッグの2つを、腰と背中の後ろ、座席との間に置いた。

 


うん、なんとか行けそう。

よし、これで行こう。

 

 

 

広い駐車場の中で、右車線をイメージして右折、左折、ストップアンドゴーを繰り返す。車庫入れも試みてみる。バックビューモニターだ。ありがたい。

 

 

 

ううう、大丈夫かなぁ。

大丈夫、大丈夫

世界を信頼だ。

何が起きても結局大丈夫。

 

 

 

グーグル先生に、Hiloのホテル名を入れる。いつも使っているナビが、そのまま日本語で使えるのは本当にラッキーだ。

 

 

 

……と

なんと!

Hiloまではハワイ島のど真ん中を

突っ切っていくらしい。

 

 

 

私は、青い海と白い雲の海岸線を楽しんでいくつもりだったので、勝手にかなりショックを受けた。

 

 

 

もちろん、島の周囲を走ってHiloへ行くことは出来る。しかし、ナビが案内するよりかなり時間はかかるだろう。

 

 

 

なるべく最短距離で行きたい。

私は、ナビの言う通りに島の中央を1時間半で走ることに決めた。

 

 

 

いざ、いざ、いざ出発。

おそるおそる、駐車場の外へ。

ゆるゆるとアクセルを踏みこむ。

ああ、運転免許を取り立てだった頃、こんな気持ちだったよなぁ。

 

 

 

最初の左折の時、二車線のうち右側から

大外を回って左折してしまった。

 


大きなクラクションと共に

すごい勢いで左側を走り抜けていく車。

 


ああああああぁ  危機一髪。

開始3分でゲームオーバーになる所だった!

私はもう2度と左折の時のレーン取りを間違えないだろう。

 


あいにくなことに

走り出した街道は片側1車線の対面通行。後続車が気になって気になって申し訳なくて仕方ない。

 


10分も運転すると、もう疲れてしまって、一休みしたくてたまらなくなる。後続車も先に行かせてあげたい。

 


しかし、ウィンカーもワイパーも日本とはレバーが逆だし、一時停止しようにも路肩が狭くて、うまく止まるスペースが見つからない。

 

 

 

ううう、早くも詰む〜(汗)

頑張れ私。

 

 

 

 

 

17. ハワイ島  Hiloへ ③

http://maysyun.hatenablog.com/entry/2019/07/05/121835

 

 

#ハワイ島 #ヒロ #レンタカー#Hertz#周波数#ツインソウル#ツインレイ