糺の森のアルキオーネ

ただすの もりの あるきおーね

⒈ いにしえの 〜プロローグ〜

ギロリと光る 虚ろな目

 

 

足元から

口惜しそうに

 

 

私を

 

 

その目は私を

映しているのだろうか

 

 

地べたから。

 

振り返りざまに。

 

そこには 頭しかない。

 

 


そう それは

今 胴から落ちた

生首の目

 

 

 


心が竦む。

 

 


そして不意に気付く。

私の手に残る鈍くて重い衝撃。

 

 


よく感じると

私の手には

刀が握られている。

 

 

 

  

 

ああ この首を 落としたのは 私なんだ……。