糺の森のアルキオーネ

ただすの もりの あるきおーね

22.あなたが私のツインソウルですか?⑥

2010年10月23日

ついにその日がやってきた。

 

 

 

 


ノリさんは、東京と京都

2ヶ所でのオフ会を企画してくれた。

 

 

 

SNSでの

アセンションコミュニティの

主催者であるKさんと

そのオフ会の企画者ノリさんは

東京、京都

どちらの回にも参加する。

 

 

 

私は福島に住んでいるから

東京の方が近いのだけれど

 

 

 

関西に住むリコちゃんと

シンリちゃんの

2人にも会いたかった私は

思い切って、京都の回に

参加することに決めた。

 

 

 

子どもを産んでから10年

1人で旅行に出かけたことなんて

もちろんなかったが

 

 

 

関西は、転勤で4年前まで

住んでいたから

お友達に会いに行く、って言えば

すんなり家を

出してもらえるだろうって

算段もあった。

 

 

 

 


嘘じゃないしね!

 

 

 

 

 

 

新幹線の車窓から

見事な青空と

朝の日差しに輝く

富士山を眺めながら

10/23という日付を想う。

 

 

 

 


数字を入れ替えると

0、1、2、3 だな。

 

 

 

 

 

 

始まる。

 

 

 

 

 

 

 


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京阪電車出町柳駅を出て

てくてく歩き

叡山鉄道の出町柳駅に向かう。

 

 

 

 


ああん、

なんだかわかりにくい!

駅はどこにあるの!?

ノリさんと待ち合わせしてるのに!!

 

 

 

 


あ、川だ

これ 鴨川かな?

 

 

 

 


右往左往しながら

なんとか駅にたどり着く。

 

 

 

 


どれがノリさんかな…。

 

 

 

 


中肉中背で

カーキ色のTシャツの

ラフな格好の男性が

まっすぐこちらへ近づいてくる。

 

 

 

柔らかな笑顔と物腰

だが

眼光が異様に鋭い。

 

 

 

 

きっとこの人だ。

 

 

 

 

 

 

「 ノリさん(だよね)⁉︎

  

  初めまして〜〜〜!! 」

 

 

 

 


というには

毎日のように電話でワークしていたので

 

 

 

 


「 いやぁ〜〜〜 メイさん

 


  よく来たな〜〜! 」

 

 

 

 


聴きなれたその声に

すぐに緊張がほどける。

 

 

 

 


メイさん、と 歳上の私に

一応敬語を使ってはくれるものの

来たな猛獣、とでも言いたげに

細い目の奥が笑っている。

 

 

 

「 よし、じゃ行くか 」

 

 

 

 


私たちが向かうのは鞍馬山

 

 

 

オフ会は夕方からだが

私は、せっかく福島から

京都まで出て来るのだから

早めに来て

京都の五芒星結界などを

走りまわって

制覇したかった。

 

 

 

いくらなんでもそれはムチャだと

ノリさんに止められ

 

 

 

次の日にみんなで

京都観光を企画してやる

お前が行きたい所に行っていいから

オフ会の前に

走り回るのはヤメロと言われた。

 

 

 

私は渋々

じゃあ 鞍馬山にだけは

行ってくる!というと

 

 

 

お前1人じゃ心配だから

着いてってやる、と

 

 

 

いうことに

なったのだった。